2019/02/26 09:12


セガン、サファイア エナメルブラウン


ピアツェッタ ペレットストーブ P955

人類が火を手に入れた79万年も前から、人々は炎に魅了され続けてきました。

常に、不思議な色合いを発し、姿を変え、時に激しくめらめらと、時にゆらゆらたおやかに燃えるさまに、人々は感動と安らぎを覚えてきました。
炎の揺らめきは五感に訴えかける何かをもっているのです。
或いは記憶としてインプットされていない、しかしながら太古の、原始的な人々が持っていた本能に引き込まれているのかもしれません。
昨今、薪ストーブやペレットストーブが注目されているのも、1つには、そういった人としての潜在的本能への回帰、そして薪割りや火熾しを経験した人にとっては、懐かしさへの郷愁、このめまぐるしく変わり行く時代に敢えて手間をかけて楽しみたい、つまりスローライフへの回帰ということがあります。
また、薪など木材燃料は、伐採され、燃やされたとき排出される二酸化炭素が、今度は地球上の植物や植樹された新たな木々が光合成の過程で吸収されるというカーボンニュートラルのサイクルの中にあります。
新たなCO2を増やさない、という意味合いにおいて、石油やガソリン、電気などといった化石燃料に比べ、はるかに環境に優しいエネルギーなのです。
アメリカでもヨーロッパでも、或いは日本でもそのような環境に敏感な人々が木質燃料に注目しはじめたことがあげられます。
さらに、厚い鋳物、或いは鋼板からは遠赤外線がたっぷり放熱されます。
部屋を波状の熱が万遍なく暖め体を芯から温めますし、最近は料理を楽しむ方が増えています。
鉄鍋でじっくり熱を通された料理の味は、これもまた遠赤外線の効果により、キッチンのコンロや電気の熱で作る料理とは全く違った仕上がりになります。男の秘かな楽しみだった道具が、女性にとっても、この上ない魅力的な器具になっているのです。
しかし室内で火を扱うわけですから商品の安全性は勿論、特に昨今は煙突から排出される煙を気にされる方も増えています。
日本にはないのですが、アメリカやヨーロッパには薪、ペレットストーブの排煙に対する厳しい規制があります。
これらの規制をクリアしたストーブを使用することは、環境を守るという意味でも貢献度が高いのです。